- DeFiが儲かると聞いたんだけど初めて聞いた単語なんですけど
- PancakeSwapってよく聞けど何のことを指してるか理解できないよ
- 初めてみる単語が多すぎて全体像が全く掴めない
2021年頃よりDeFiという単語を目にする機会が増えてきました。
それと同時に上記の様な疑問を抱く方が増えたのではないでしょうか?
本記事では詳細を説明するよりDeFi・今回はPancakeSwapを使って全体感の解説をしていきます。
僕はPancakeSwapですでにDeFi投資を始めています。
しかし、最初は単語が多くて理解が進まずに苦しみました。涙
そんな僕が自分が躓いた所などを踏まえ、全体の理解が進むように解説していきますのでご安心ください!
PancakeSwapとは?
PancakeSwapはBSC(バイナンス・スマートチェーン)上のDEX(分散型取引所)の一つです。
???ですよね。笑
初めて見る言葉が多いので分かりやすく掻い摘んで解説していきますのでご安心ください。
全体感を理解できると理解が一気に進みます!
BSC(バイナンス・スマートチェーン)
BSCはBinance(バイナンス)独自のブロックチェーンです。
そしてBinanceは世界最大規模の暗号通貨取引所です。
BSCの特徴は下記の通りです。
- イーサリアムなどのブロックチェーンと比較し手数料が安い
- イーサリアムと互換性がある
DEX(分散型取引所)
今までなら暗号資産取引を行う場合、仲介する取引企業を介する必要がありました。
当然、サービスを利用する上での手数料が必要になります。
DEXはユーザー同士が暗号資産取引を行える取引所です。
それが可能になったのはスマートコントラクトによるものです。
スマートコントラクト
ブロックチェーン上のシステムの概念です。決められたルールに則って取引が実行されるプログラムになります。
スマートコントラクトのお陰で仲介者を介さずユーザー同士で取引を行うことができます。
AMM(自動マーケットメイカー)
スマートコントラクト上で暗号資産の取引を実現するサービス。本記事で紹介のPancakeSwapもAMM形式になります。
DeFi(分散型金融)
順番が前後しますが、DeFiとは上記の様な取引企業を介さないユーザー同士で金融サービスの取引を行う仕組みを指します。
ここまで読んでもう一度冒頭の解説を読んでみる
PancakeSwapはBSC上のDEXの一つです。
最初より少しは理解できたのではないでしょうか?
PancakeSwapで稼ぐには?
PancakeSwapがDEXということは理解ができたと思いますが、知りたいのは
- 稼げるのか?
- それはどうやるのか?
ではないでしょうか?
PanaceSwapの前提知識で挫折してしまい肝心の部分に辿り着けなければ意味がありません。
ここでは大雑把に説明して本ページの後半で詳細に説明したいと思います。
過去の僕は挫折しかけました。笑
PancakeSwapに暗号通貨を預ける事で稼ぐ
PancakeSwapの代表的な機能としてFarmとSyrupプールがあります。
詳細は本ページ後半で解説しますが簡単に説明すると、PancakeSwapに暗号通貨を預けると下記の形で稼ぐことができます。
- Cakeを受け取る
- BSC系の暗号通貨を増やす
なぜ暗号通貨を預けるだけでそんなにいい事があるのか?
DEXの特徴上、取引所のサービスを運営していくためにユーザーから資金を預けてもらう必要があります。
DEXは低コスト化が実現できるので預けているユーザーに対しても高い利率還元が実現できています。
CAKEはPancakeSwapのガバナンストークンです。
PancakeSwapの特徴とメリット
暗号通貨を預けることで報酬がもらえる
PancakeSwapは先ほど説明した通り暗号通貨を預ける事で報酬がもらえます。
これをステーキングと言います。
CAKEを発行している
PancakeSwapの注目度が上がるとCAKEの価値も上ります(その逆も然り)。
Farmでステーキングすると報酬でCAKEを得る事ができます。
スマートコントラクトによるメリット
ブロックチェーン上でシステムが契約を実行するシステムです。
通常は取引を行う際には取引所が管理者として存在しますが、DeFiではスマートコントラクトが代わりに実行してくれます。(システムによる自動化の世界)
その恩恵によりユーザー同士の取引が可能になると同時に下記のメリットがあります。
- 低コスト
- 安全性
- 透明性
- 処理速度の速さ
スマートコントラクトのメリットは一石二鳥どころではありません。
低コストのおかげで利用するユーザーへの還元が手厚くなっています。
初心者にも使いやすい管理画面
PancakeswapのUIは非常にシンプルで操作がしやすいです。
また日本語対応にも切り替え可能なのでDeFi初心者にもおすすめです。
PancakeSwapのサービス
Pancakeswap内には沢山のサービスがあり続々とリリースされて増えています。
今回は主要なものを解説します。
暗号通貨を交換(スワップ)
Pancakeswapでは手持ちの暗号通貨を交換する事ができます。
例えば、この後解説するファーミングでは2種類の通貨をペアで預け入れる必要があります。
そんな時はこのswapで手持ちの通貨を目的の通貨に交換しましょう。
手数料として暗号通貨のBNBが必要です。
ペアの暗号通貨を預けて報酬(CAKE)をもらうファーミング
2種類の暗号資産をペアで預ける事でCAKEを手に入れることができます。
PancakeSwapはDEXなので銀行が資金を提供するのではなくユーザーから集めます。
預けてくれたユーザーにはPancekeSwapからCAKEが支払われるという仕組みです。
もう少し詳しく解説するとFarmからPancakeSwapにペアの通貨を預ける(これを流動性の追加と呼びます)事でLPトークンを獲得できます。
このLPトークンをFarmに預けステーキングするとその経過期間に応じてCakeが増えます。
これをファーミングと呼びます。
ファームページ内で年利が表示されますが日本の銀行と比較し非常に高いです。
増えたCakeを獲得し次で紹介する「シロッププール」でさらに増やすというのがポピュラーな使い方です。
Cakeを預けて報酬を暗号通貨で受け取るSyrupプール
CAKEをPancakeSwapへ預ける事でBSC系の暗号資産を受け取り複利運用ができます。
PancakeSwapではプールと呼びます。
ファームページと同じくプールページ内で年利が表示されますが高い年利です。
宝くじ(Lottery)
PancakeSwap内の宝くじです。
チケットをCakeで購入して参加します。
6桁の番号が当選番号等一致していると賞金を受け取れるという点は一般的な宝くじと同じですが、6桁の番号の先頭番号から順に一致していないと当選しません。
12時間に1度抽選が行われています。
NFTの売買
PancakeSwap内でNFTの売買ができます。
売買の取引には暗号通貨BNBを使用します。
PancakeSwapのデメリットやリスク
金融庁が未許可の取引
PancakeSwapは日本の金融庁の許可が降りていない取引所です。
許可を受けている国内の取引所と異なりますのでトラブルなどにあったとしても自己責任になります。
そのため、これから暗号資産投資を始める方にはまずは国内取引所から始めることをおすすめします。
他のプロジェクトへのユーザーの移動
他の競合サービスが台頭してくるとユーザーが流れる可能性はあります。ユーザーがいないと取引所として盛況せずCakeなどの価値も下がる可能性はあるでしょう。
自己責任のシーンが多い
PancakeSwap含めウォレットで入出金時の操作ミスをするとそのまま資金をロストします。パスワードをなくすなどをしても復旧は無理でしょう。
PancakeSwapの使い方と稼ぐ方法
PnacakeSwapの使い方をファーミング・ステーキングの観点から解説していきます。
ある程度と暗号資産取引の経験がある方を対象に説明する為、下記が済んでいる前提で解説していきます。
BSC上の自身のウォレットに暗号通貨(今回はBNB)がある状況
BINANCEからMetaMaskのウォレットに送金済みである必要があります。
MetaMaskの使い方については別で解説記事を作りたいと思ってます。
PancakeSwapで稼ぐための手順
- SwapでBNBをBUSDに両替する
- Farmsで流動性の提供を行いLPをステーキングする
- CAKEを収穫しSyrup Poolでステーキング
1.SwapでBNBをBUSDに両替する
1.PancakeSwapの「Trade」をクリックし「Swap」をクリック
2.スワップのウインドウの中で交換元と交換先の通貨と金額を設定し「スワップ」をクリック
上部のエリアが交換元になるので通貨をBNB、金額を入力する項目にいくらのBNBをBUSDに交換するかを入力します。
3.「スワップの確定」ボタンをクリック。MetaMaskが立ち上がり取引の確認になるので「確認」をクリック
4.処理が完了するとBNBがBUSDへスワップ完了
2.Farmsで流動性の提供を行いLPをステーキングする
1.PancakeSwapの「Earn」をクリックし「Farms」をクリック
2.預ける通貨のペアのファームを探しクリック(今回はBUSD-BNB)
「BUSD-BNB LPを取得」が表示されるのでクリック
3.「流動性の追加」へ移動するので預ける通貨の金額を設定
通貨のペアを確認し通貨の金額を入力し「供給」をクリック
確認画面が表示されるので「供給の確定」をクリック
MetaMaskが立ち上がるので確認をして完了
5.「Farm」ページから先ほど流動性を追加したファームをクリックし「ステーキング」の「+」をクリック
「最大」をクリックし「確定」をクリックしてステーキングを完了させる
3.CAKEを収穫しSyrup Poolでステーキング
ファーミングして時間が経過するとCakeが少しずつ貯まります。
増えたCakeをSyrupプールでステーキングする事でBSC系通貨を増やしていくことができます。
1.「Farms」で流動性を追加した通貨のペアをクリックし「CAKE獲得」の「収穫」をクリック
MetaMaskが立ち上がり内容に問題なければ「確認」をクリック
2.PancakeSwapの「Earn」をクリックし「Pools」をクリック
3.目的のプールをクリックするとウインドウが開くので「ステーキング」をクリック(今回は自動CAKE)
プールのステーキングが初回の場合「有効にする」をクリックしてから手順を進めます
4.ステーキングしたいCAKEの数量を入力して「確定」をクリック
ステーキング完了です。あとは時間の経過とともにCAKEが増えていきます。
PancakeSwapの今後や将来性
未来の事は分からないですが僕は下記の通りPancakeSwapのユーザーが増える事に期待しています。
他ネットワークのDEXからのユーザー獲得
PancakeSwap(BSC)の手数料を安く抑えられることは強みです。
手数料が高いイーサリアムネット上のDEXユーザーからユーザーを獲得できる可能性は高いと思います。
またPancakeSwapのプロジェクトは機能・サービスの拡大を行っていますので成長のためのアップデートを続けていると言って良いでしょう。
もちろん、不安定な暗号資産市場・金融庁未許可のBINANCE上のネットワークのDEXなどリスクの観点も理解しながら最新の動向を追っていくことが必要です。
PancakeSwapを理解する上での用語
- ブロックチェーン:暗号資産(仮想通貨)を記録・管理している技術。データの破壊・改ざんが極めて困難な仕組み。
- BINANCE(バイナンス):世界最大規模の暗号資産取引所。BINANCEについては「BINANCEの口座開設から使い方(入金・出金)を分かりやすく解説」をご覧ください
- LPトークン:「Liquidity Provider(流動性提供者)トークン」の事でユーザーがDEXに流動性を提供する対価。通貨自体の価値はなく発行の取引所内で使えます。
まとめ
PancakeSwapについて初心者向けに解説しました。
初めて登場する単語も多く最初は苦戦するかもしれませんが少額 で始めればリスクを抑えることができます。
これから暗号資産投資を始める方には少し難しい内容になりますので、まずは国内の取引所から暗号資産の取引を始めていくことをおすすめします。